DeNAの牧、ようやく1号アーチ 「どんどん巻き返したい」―プロ野球
大きな放物線を描いた。 DeNAの主砲、牧が今季16試合目、63打席目でようやく1号本塁打を放った。 0―0で迎えた二回先頭の打席で、アドゥワが2球続けて投じた変化球を逃さず強振した。打球は左翼席に飛び込み、右手を突き上げてダイヤモンドを一周。「しっかりと打ててよかった」と胸をなで下ろした。 3年目の昨季は全試合4番で出場し、103打点をマークして打点王と最多安打のタイトルを獲得。今季は佐野から主将を引き継ぎ、打線の軸としてだけでなく、立場でもチームを引っ張る存在になった。ただ、開幕から思うように状態が上がらず、試合前までの打点は1。気負いがあったのか、持ち味の勝負強さが影を潜めていた。 130打点以上での打点王を目指す25歳は「今までチームに貢献できていなかったので、これからどんどん打って巻き返したい」。気合を入れ直す初アーチとなった。