4日後に迫るトレード期限…大谷翔平の去就巡りNY紙が「エンゼルスが打診に耳を傾ける。若手有力株4人との交換要求」と報道
シーズン途中のトレード期限が8月2日に迫る中、全米メディアの注目は来季オフにFAとなるエンゼルスの大谷翔平(28)の去就だ。ニューヨークポスト紙は28日(日本時間29日)、敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏と、ジョエル・シャーマン氏の共同執筆で注目記事を掲載した。「エンゼルスが大谷のブロックバスター(大型トレード)の可能性を受け入れる」との見出しを取り、今季はもう動かないとされていたエンゼルスが、大谷のトレードを画策していると報道したのだ。 記事は、「エンゼルスは、大谷のトレードの申し出について耳を傾けている。複数球団は二刀流の天才の獲得に向けたトレードで(エンゼルスに)連絡を入れており、このユニークなスーパースターを(今季途中に)トレードする可能性は、とても低いと見られている一方で、エンゼルスは、その電話を切ることはしていない」と断言した。 序盤戦は好調だったエンゼルスのチーム成績が下降線を辿っている状況を受けて「(トレードの)オファーについて聞く必要があると他球団に伝えている」という。 トレード拒否権を持ち、現在、背中に故障の問題を抱え長期契約の下でプレーしているマイク・トラウト以外の選手には可能性があるそうだが、「長年エンゼルスのオーナーを務めるアート・モレノ氏が、彼が抱える最大のスターたちを気に入っていて大谷が関わるトレードの可能性はわずかにあるのみかもしれない」とし、球団幹部の2人は、エンゼルスが大型トレードを決断することに「疑念を示している」とした。 その2人は大谷のトレードについて「とても低い」、「ほぼゼロ」と見なしているが、3人目の球団幹部は同紙の取材に「(大谷のトレードの交換相手として)チームのトッププロスペクト(若手有望株)4人というようなものを求めている」と具体的なプランを語ったという。 「先発のノア・シンダーガード、抑えのライセル・イグレシアスや中継ぎのライアン・テペラ、アーロン・ループをトレードに出す可能性が最も高い。だが、ライバル球団の幹部たちが大谷について打診すると、その話題に応じてはいる」とした上で「ただ(大谷のトレードには)極めて大きな複数トレードの組み合わせや経営側の承認も必要になるため、8月2日のトレード期限まで5日しかない中での2018年ア・リーグ新人王のトレード成立は容易ではないだろう。エンゼルスが、大谷のトレードを真剣に検討するだけで驚くべきものになる」とし実現性が極めて薄いことも示唆した。