毒キノコのバター炒め食べ食中毒 40代女性を救急搬送 山口県
山口県は31日、防府市の40代女性が毒キノコのオオシロカラカサタケを食べ、嘔吐(おうと)や手のしびれなどの食中毒症状を発症したと発表した。現在は入院しているが命に別条はない。県内のキノコ食中毒は2008年10月以来16年ぶり。 【画像】毒キノコによる食中毒発生を発表した山口県庁 県生活衛生課によると、女性は29日午後1時ごろ、自宅の庭に自生していたキノコ2個を採り、バター炒めにして母親と食べた。同3時ごろ発症し、市内の病院に救急搬送された。母親は症状がないという。 オオシロカラカサタケは食用のハラタケやマッシュルームに似た見た目で、かさの直径は10~30センチ。同課は「食用と確実に判断できないキノコは絶対に採ったり食べたりしないでほしい」と呼びかけている。
中国新聞社