【40代・50代】更年期世代におすすめの「五臓ヨガ」とは? ストレス、ほてり、ホットフラッシュなどの不調に効果的
体と心が不安定になりやすい更年期。肩こりや腰痛、イライラや倦怠感…など、さまざまな不調を軽減するためにおすすめなのが、東洋医学とヨガを掛け合わせた「五臓ヨガ」。考案者であるSatoshi先生に、ツボとポーズを教えてもらった。
40代、50代の「更年期の不調」緩和にもおすすめ! 東洋医学×ヨガ=「五臓ヨガ」ってどんなもの?
東洋医学の考え方とヨガの動きを掛け合わせた、「五臓ヨガ」。 誰でも無理なく行うことができ、体と心の不調を軽減する効果が期待できるメソッドだ。 その考案者である、カラダメンテナンスの専門家・Satoshi 先生に、「五臓ヨガ」とはどんなものなのか、40代、50代の更年期にあたる、OurAge世代の体や心にどのような効果があるのかを伺った。 「『五臓ヨガ』は、もともと親和性の高いふたつのメソッド、東洋医学とヨガを掛け合わせた、独自のスタイルのヨガです。 “五臓”とは、東洋医学でいう“肝・心・脾・肺・腎”の5つの内臓のこと。 『五臓ヨガ』では、経穴(ツボ)と経絡(けいらく=気血というエネルギーの通り道)を意識しながら動くことで、五臓のバランスを整え、体と心を健康な状態へと導いていきます。 僕は、約20年間、鍼灸師や柔道整復師として、さまざまな症状に悩む方と向き合ってきました。これまでにみてきた方は、0歳の赤ちゃんから101歳の高齢の方まで、年代もさまざま。その中でも、特に不調が多かったのは40代~50代の方々。症状が施術で治ることもあれば、それだけでは治らないこともあるのが現実でした。 そこで、サロンや治療院での受動的な“施術”に加えて、自宅での能動的な“運動”も取り入れることで、皆さんに本物の健康を手に入れていただきたいと思い、『五臓ヨガ』を考えたんです。『五臓ヨガ』は、無理のない範囲で行う、ツボ押しとポーズが基本。忙しくても体が硬くても大丈夫。短時間で簡単にできるので、ぜひ気軽に挑戦してみてください」(Satoshi 先生)
最初に覚えたいのは、「五臓ヨガ」のすべての基本となるツボとポーズ。 体全体の気血の巡りをよくしていく。 日々の習慣にして不調の予防&緩和を
初回は、「基本編」として、体全体のバランスを整えるツボとポーズを覚えよう。自律神経症状への効果が期待できるため、不眠、不安、ストレスのほか、更年期世代に多い、ほてりやホットフラッシュなどの不調に悩む方にもおすすめだ。 「東洋医学の考え方は、古代中国で生まれた“陰陽五行説”に基づいています。『基本編』では、体を流れる経絡の元になる、督脈(とくみゃく=体の背面を背骨に沿って流れる、陽の経絡の統括)と任脈(にんみゃく=体の前面を正中線に沿って流れる、陰の経絡の統括)を動かし整えることで、体全体の気血の巡りをよくしていきます」 「五臓ヨガ」の基本となるツボとポーズ、以下、ふたつの方法を紹介する。