「歴史変えたい」 パリ五輪・水球日本代表、千葉・印西の大川慶悟選手が決意
水球男子日本代表「ポセイドンジャパン」のメンバーとして、26日に開幕するパリ五輪の大舞台に立つ千葉県印西市在住の大川慶悟選手(34)が4日、同市役所に板倉正直市長を表敬訪問した。「ベスト8以上を目指し、日本水球界の歴史を変えたい」と、花の都での健闘を誓った。 水球日本代表は昨年秋、中国・杭州で行われたアジア大会で53年ぶりに頂点に立ち、パリ五輪への出場切符をつかんだ。 大川選手は日本代表では最年長で、2016リオデジャネイロ五輪と2020東京五輪に続き、3大会連続の五輪出場となる。 茨城県出身。父親の勧めで幼少期に競泳に取り組み、小学校高学年で水球を始めた。4年ほど前から印西市に移り住み、現在は秀明大学学校教師学部(八千代市)の教員を務める。 今月上旬に渡欧し、イタリアやハンガリーのチームとの対戦を重ねるなど、最終調整を進める。22日にパリに入り、28日から始まる予選ラウンドに臨む。初戦の相手は五輪2連覇中の強豪、セルビアだ。 大川選手は「日本の強みであるスピードを生かして戦い、チームがピンチになっても最年長としてプレーで支えたい」と意気込む。 板倉市長は「3大会連続の五輪出場は、市民に勇気や希望を与える。けがに十分、気を付け、世界で大いに活躍してほしい」とエールを送った。(松崎翼)