〔欧州株式〕軒並み上昇=英1.38%高、独0.92%高(22日)
【ロンドン時事】週末22日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比112.81ポイント(1.38%)高の8262.08で終了。週間ベースでは2.46%高だった。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.92%高(週間は0.58%高)、フランスCAC40種指数は0.58%高(同0.20%安)、ストックス欧州600種指数は1.18%高(同1.06%高)で引けた。 この日発表された低調なユーロ圏の景気指標を受け、欧州市場で金利が低下。低金利が追い風となる不動産株に買いが膨らみ、相場全体を押し上げた。一方、利ざや縮小への懸念から銀行株には売りが出た。英国株はポンド安の恩恵を受ける銘柄を中心に値を上げた。 FTSEの構成銘柄では、生命科学分野などの専門的商品・サービスを提供するディプロマが5.78%高、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが4.30%高、製薬会社ヒクマ・ファーマシューティカルズが4.17%高と相場をけん引。他方、金融大手ナットウエストは2.45%安、金融大手バークレイズは2.08%安、小売り大手JDスポーツ・ファッションは2.07%安となった。 DAXでは、通販大手ザランドが6.36%高、不動産大手ボノビアが4.76%高、化学品商社ブレンタークが4.41%高と大きく買われた半面、ドイツ銀行は2.86%安、コメルツ銀行は1.54%安、航空機大手エアバスは1.13%安で取引を終えた。