1億円レーサーもパリ五輪日本代表も出場!13日開幕のG1オールスター競輪、ファン投票17位の新田祐大はなぜ不在?
地区別出場選手数は?
つぎに、オールスター競輪の地区別出場選手数を見ていきたい。 戦力層が最も厚いのは関東で23名。南関東、九州が20名で続く。さらに都道府県別で見てみると、最も多いのが神奈川の11名。次点が福島の8名、茨城の7名。これは高松宮記念杯と同様の順だ。 さらに茨城と同数で並んだのが岡山と熊本で、それぞれ高松宮記念杯から3名増となった。岡山はパリ五輪日本代表の太田海也ら、熊本はファン投票34位の中川誠一郎らが選ばれている。
一次予選はポイント制
オールスター競輪は6日制の長丁場で、一次予選はポイント制の勝ち上がりだ。全員が一次予選を2走して勝ち上がりを競うが、ファン投票上位9名が走る「ドリームレース」、10~18位が走る「オリオン賞レース」にはそれぞれ高い予選ポイントが与えられる。 獲得ポイント上位9名は4日目「シャイニングスター賞」に進み、準決勝進出も同時に決まる。ポイント10~63位は二次予選回りとなり、二次予選6レースの上位3名が準決勝に駒を進める。そして準決勝3レースの上位3名が決勝へ進む。
グランプリ出場権争いは激化
後半戦最初のGI・オールスター競輪。ご存じの通り、前半戦のGIはすべてS級1班の選手が獲り、すでに来期のS班は3名の入れ替わりがほぼ確定している。 すでに平原康多と古性優作が賞金1億円を突破しているが、賞金でのKEIRINグランプリ出場権争いは8月6日時点でS班6名が出場圏外で、昨年に続きトップ戦線は波乱となっている。 オールスター競輪の優勝賞金は5,900万円。苦戦が続くS班勢は、タイトル獲得での挽回はもちろんのこと、高額賞金がかかるGIでひとつでも格上のレースを走り、賞金を積み上げたい。 競輪のトップ選手、ファンから支持を集めた選手、そしてパリ五輪で世界を舞台に戦った選手。スターがそろい踏みする“真夏の祭典”で、ぜひ白熱のレースを目に焼き付けてほしい。