住宅ローン、みんなは年間いくら返済している? 平均の住宅ローン金額を調査!
住宅ローンは、家計において大きな出費となります。現在ローンがあるご家庭では、平均いくらくらい返済しているのでしょうか。今回は、最新の資料から、住宅ローンの年間返済額の平均値をご紹介します。家計において、住宅ローンの負担を減らすポイントも見ていきましょう。 ▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
住宅ローンの年間返済額
国土交通省が公表している「令和5年度 住宅経済関連データ」によると、令和4年度の住宅ローン年間返済額の全国平均値は、以下のとおりとなっています。※分譲住宅に関しては、全国の平均値のデータなし。 <住宅ローンの年間返済額 全国の平均値> 注文住宅 :174万円 既存(中古)住宅:99万1000円 さらに、首都圏、中京圏、近畿圏と地域ごとに返済額を比べてみると、以下のとおりとなっています。 <住宅ローンの年間返済額 地域ごとの平均値> ■注文住宅 首都圏:199万9000円 中京圏:180万1000円 近畿圏:140万8000円 ■分譲住宅 首都圏:139万4000円 中京圏:131万2000円 近畿圏:134万2000円 ■既存(中古)住宅 首都圏:108万9000円 中京圏:95万3000円 近畿圏:97万1000円 どのようなタイプの住宅でも、首都圏が最も住宅ローンが高くなっています。特に注文住宅は、首都圏と近畿圏で年間約60万円も住宅ローンの金額が異なります。
住宅ローンの返済額の推移は?
次に、住宅ローンの返済額の推移を確認します。同調査によると、全国の住宅ローンの返済額は、年々上がる傾向が見られました。例えば、注文住宅の場合、ここ5年間の推移は以下のとおりとなっています。 <住宅ローンの年間返済額の推移 全国の平均値(注文住宅)> 平成30年度:116万5000円 令和元年度 :123万2000円 令和2年度 :124万7000円 令和3年度 :139万4000円 令和4年度 :174万円 ここ最近、日本では、物価高が続く傾向となっています。住宅建設に必要な資材や人件費などの値上げに伴い、住宅ローンの年間返済額も増えていると考えられます。