ユーゲン、ワコマリア、ニート別注モデルetc. 着流し大歓迎な“クリエイターのスーツ”4選
体型や好みに合うのはもちろん、スーツ選びで重視すべきなのはマインドにフィットするかどうかだ。 ▶︎すべての写真を見る ここでは見た目はベーシックながら、随所にクリエイターのこだわりが感じられるスーツをピックアップ。 身も心もフィットする一着を、さらっと着流すべし。
「ユーゲン」
「ブリティッシュトラディショナルを軽やかに楽しめる」とデザイナーの小山さんが言うセットアップは、カラー別注した英国ジョン フォスター社の千鳥格子柄フラノを使用。 深みのあるオリーブ×黒が男らしく、肩の落ちたラインも特徴。 小山雅人さん●セレクトショップのデザイナーを経て、2019年にユーゲンをローンチ。日本的でタイムレスなものづくりを志向。
「ワコマリア」
しっかりと打ち込まれたドーメル社製のチョークストライプ生地に、ワコマリアらしいルードな雰囲気を感じさせる。 本切羽にAMFステッチ、裏地の台場仕立てなど本格的な作りながら、芯地類は抑えめで着用感にも配慮した。 森 敦彦さん●ワコマリアのデザイナー。常に音楽を根底に置き上質でロマンティック、そして色気を感じさせるスタイルを提案。
「カルーゾ × ニート」
ニートで展開するスーツのパターンを名門カルーゾに持ち込んで製作した完全別注モデル。 西野さん曰く「同じ型紙なのにまったく別物」の仕上がりであり、やや波打った表情など、あえて狙ったというセンスを感じるディテールが見所だ。
西野大士さん パンツ専業ブランド、ニートのデザイナー。2017年にプレスオフィス、にしのやを設立。経験豊富な業界の目利き。
「グービ」
ヴィンテージ調のチェック柄や素朴な素材感にこだわった独自ウールを使用。 一見クラシック、しかし肩パッドを廃し、パンツもイージーにするなど今の時代にフィットする。そんな心地良さへの追求がディレクター高田さんの真骨頂だ。
高田朋佳さん 世界的に活躍するファッションクリエイター。グービでは、時代のムードを反映した新しいクラシックを提案する。 清水将之=写真 与那嶺龍士=スタイリング 竹石安宏=文 菊地 亮=編集
OCEANS編集部