巨人正妻バトル 複数年契約の大城卓、同日更改の岸田は2倍増「自分が一番試合に出るつもり」 甲斐獲り参戦中
巨人の岸田行倫捕手(28)が27日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸2150万円から2倍の4300万円で更改した。7年目の今季はキャリアハイの88試合に出場し、チーム最多72試合で先発マスクをかぶったホープ。来季正捕手獲りの覚悟を語った。(金額は推定) 【写真】複数年契約を結ぶ大城卓 笑顔で嬉しさ隠し切れない 「どのポジションでもライバルはいる。まずは自分がやるべきことをやりたい」。球団の評価に笑みを浮かべながら、来季の戦いに決意を新たにした。球団はソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也捕手(32)の獲得競争に参戦。加入なら強力な存在だが、冷静に現在地を見つめる。 「いい経験させてもらって来年、全然ダメだったら意味がない。自分が一番試合に出るつもりで練習もやっています」 1人しか得られない正捕手の座。同日、契約更改交渉に臨んだ大城卓三捕手(31)も「毎年そうですけど競争の世界。アピールしてまた一年間、頑張りたいと思います」と前を向いた。今年9月に取得した国内FA権を行使せず残留を決断。新たに複数年契約を結び、3000万増の1億6000万円でサインした。 ベテランの小林に、23歳の山瀬らもその座を狙う。捕手、戦国時代-。岸田が「チームを背負う大事なポジション。自分が引っ張っていくつもりでやりたい」と言えば、大城は「今年はふがいないシーズンだった。全て、今まで以上の数字を残せるように頑張りたい」と再起を誓った。リーグ連覇、日本一のカギを握る正捕手の座。来季に向けた戦いは始まっている。