【東京都知事選×維新】「蓮舫さん・小池さんは両方好き」の真意は?(老いる東京)
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年6月8日に公開された動画のテーマは「都知事選、どうする?」 七夕決戦となる東京都知事選。独自候補の擁立を模索する日本維新の会・馬場伸幸代表に、候補者擁立の現状や、立候補を表明した蓮舫氏、現職の小池都知事との連携などについて、現役政治記者の今野忍MCが鋭く切り込みました。 【編集部おことわり:日本維新の会は、番組収録後の6月12日に独自候補擁立の断念を表明しました。この記事中での馬場代表の発言は候補者選考段階でのものとなります。予めご了承ください。】 【このトピックのポイント】 ・蓮舫氏、小池氏に対し、馬場代表は何を思う? ・都政の課題は「東京の老い」 ・元安芸高田市長・石丸氏と橋下徹氏のまさかの共通点
馬場氏のプロフィールは以下の通りです。 馬場代表は1965年1月生まれ。ロイヤルホストの「コックさん(調理担当)」を経て政治の世界に入りました。 馬場氏が堺市議から国政に転じたきっかけは、もちろん大阪維新の会への参加です。 当時、自民党に所属していた馬場氏に惚れ込んだ松井氏が、ミナミの寿司屋の個室などで熱心に大阪維新の会への参加を呼びかけられたことが転機となったというエピソードを語りました。
今回の馬場氏への質問は、次の4つです。
都知事選、維新の独自候補は?馬場氏が見た東京の課題
収録時点、東京都知事選で立候補を表明しているのは、元立憲民主党参院議員の蓮舫氏、広島・安芸高田市長の石丸伸二氏など。現職の小池百合子知事はまだ立候補を表明していませんが「まず間違いなく出るでしょう」とMCの今野氏。 前回の都知事選では、熊本県副知事だった小野泰輔氏(現衆議院議員)を擁立した日本維新の会。維新が候補者を擁立した場合、保守系を中心に小池氏の票を奪うとの分析もあり、維新の動きが注目されます。 馬場伸幸氏「今日時点では、独自候補の擁立は諦めていません。公示ギリギリまで模索します」 (編集部注:日本維新の会は、収録後の6月12日に独自候補擁立の断念を表明しました) 出馬を調整している人は「企業秘密」、サプライズ出馬もなくはない?「うーん」。にこにこしながら明言を避ける馬場代表に、MCを務める朝日新聞・今野忍氏が「独自候補を出さなかった場合、ぶっちゃけ小池さんと蓮舫さんって、馬場さん、どっちが好きなんですか?」と詰め寄ります。 馬場氏「(苦笑)これまた問題になるからなあ。両方好きですよ」 国会での蓮舫氏との論戦については「お互い立場があるからねえ。言う時はいうと」。 馬場氏は「政治の世界なので、好き嫌いでなくね」と東京の抱える課題を列挙します。 ・一極集中が止まらない ・お金がある ・行政サービスが多様化していく ・高齢化の進捗率も高い 馬場氏「正直いうと、東京という街は老いていってると思うのね」 馬場氏は、東京が「老い」をいかに止めながら、そこそこの人口規模をキープしつつ、住民が安心して暮らせる行政サービスを提供できる候補者はどちらか、という観点で東京都知事選を語るべきと諭します。 馬場氏「メディアはおもしろおかしいことで盛り上げようとするが、本筋はそういうところにあると思うんで。どんどん東京が発展していきますよ、という一点張りでは、少し不安が出てくるのではないかなと思います」 立候補を表明した蓮舫氏、現職の小池氏。馬場代表はどう見ている?