昨年度のライトアップされた愛知県本庁舎（愛知県提供）

愛知県は１０月２９日、「世界脳卒中デー」にちなみ午後５時から５時間、本庁舎をオレンジ色にライトアップします。 ２００６年の１０月２９日に南アフリカのケープタウンで結成された世界脳卒中機構（ＷＳＯ）は、毎年この日を世界脳卒中デーとして定めています。 名古屋市も同日時に本庁舎をオレンジ色にライトアップします。 脳卒中は、２１年の世界保健機関（ＷＨＯ）の公表では、地球上で年間死亡者数が約５７０万人におよび、心臓病に次いで死因の第２位となっています。 日本でも、厚生労働省の「人口動態統計」（２３年公表分）によると、脳卒中は死因のランキングで男女ともに４位、年間死亡者約１５７万６０００人の６．６％になります。 脳卒中に対する認知度をより高めるため、大阪城や東京都本庁舎など国内の主要建造物でも、１０月２９日前後の夜間はオレンジ色もしくは青色にライトアップされるということです。 担当者は「脳卒中は重篤な事態に陥る危険が高いです。今回のライトアップによって認知を高め、予防につなげてほしい」と呼びかけています。