【衆院選2024・岐阜4区】「5連敗しても諦めない男」VS「政治家一家のサラブレッド」 因縁の対決を制するのは…
衆議院選挙まであと3日。激戦と伝えられる岐阜4区で、親子2代を相手に5連敗している野党候補と、祖父の代から政治家というサラブレッドの、因縁の対決を取材しました。
悲願の初勝利となるか…? 立憲民主党の元職・今井雅人氏
10月15日、岐阜県可児市で行われた出陣式で、支援者を前に熱く決意を語っていたのは、立憲民主党の元職・今井雅人さん(62)です。 立憲(岐阜4区) 元職 今井雅人氏(62): 「自民党にはできないから、政権交代こそ本当の政治改革なんです。保守王国で選挙区で勝ち抜いて、この地から政治改革を実現したいと」
決意の裏にはあるワケがありました。実は今井さん、これまでに衆議院議員を4期務めましたが、前回の衆院選では比例復活もかなわず落選。初めて“浪人生活”を送ってきたのです。 公示の2週間ほど前、下呂市にある実家では、なにやら動き回る今井さんの姿が。「浪人中なんで事務所のスタッフもあんまりいませんから」と、自らもスタッフの一員として、選挙の準備に駆け回っていました。
妻の恵子さんも、今回の選挙には並々ならぬ思いを持っています。最初は一人で事務の仕事を担い、時には一緒に地域を回って、全力で今井さんを支えてきました。 妻・恵子さん: 「落選ってことは人生変わるってことなんで、本当に大変でした。3年間、毎日毎日必死でやってきたので、それが伝わればいいかなと思っています」 東海3県で最大の広さを持つ岐阜4区。相手候補とその父親に5連敗している今井さんは、都市部から離れた地域にもくまなく足を運び、支持を訴え、悲願の小選挙区での勝利を誓います。 立憲(岐阜4区) 元職 今井雅人氏(62): 「大変厳しい選挙なんで、もう気を抜いたらすぐ負けちゃいます。(目標は)選挙区で勝利することです。そのためには、とにかく最後まで全力でやるだけですね」
政治家一家のサラブレッドに岸田前総理ら応援も続々 自民党の前職・金子俊平氏
因縁の相手候補、自民党の前職・金子俊平さん(46)は、祖父と父も国会議員。2期7年の間、飛騨地域をはじめとする地盤を守ってきました。 自民(岐阜4区) 前職 金子俊平氏(46): 「責任をもってさま方の安心安全・経済を守っていく所存です。本当に厳しい。国会にもう一回送ってください。衆院議員以外の立場で国会に行くつもりはありません」