松本人志さん 訴え取り下げ 復帰は? 文春側もコメント発表「女性らと協議のうえ、取り下げに同意」【Nスタ解説】
日比キャスター: 「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」とありますが、どう読み取れますか。 弁護士 河西邦剛さん: よく読んでいく必要があると思います。今回、週刊文春の記事で書かれている松本さんの性的強要というのは、六本木の高級ホテルの個室で、Aさんと松本さん、Bさんと松本さん、それぞれ2人きりの部屋の中で行われた性的行為を強要されたとされています。 ホテルの部屋に防犯カメラはなく、録音などもあるわけではないので、そもそも物的証拠はありません。なので、文春側からすると、物的証拠がホテルないのは当たり前、前提だったと考えていると思います。 南波雅俊キャスター: 「前提」をあえて書いた点からはどういうことが読み取れますか。 弁護士 河西邦剛さん: 当たり前のことを再度書いているというニュアンスに受け取れてしまいますが、「物的証拠がなかった」と、まさに文字として強調したところはあると思います。 日比キャスター: さらにコメントでは「かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」としています。 ■松本人志さん 芸能界への復帰は 日比キャスター: 今後、松本人志さんの芸能界への復帰はあるのでしょうか。 弁護士 河西邦剛さん: 「テレビ・ラジオ」と「舞台」は、分けて考えることができると思います。 公共のメディアであるテレビやラジオは、スポンサーがいて、視聴者がいます。性的強要の有無について、訴えを取り下げてしまった以上、ある意味、曖昧なままになってしまっている部分もあります。 この現状で、いわゆる取引を再開(復帰)するかどうかは、メディア側の判断になってくるでしょう。 一方、「舞台」や「劇場」は、劇場側の判断になってくるので、観たいという人がいればいいわけです。そこは分けて考えることができると思います。 ========== <プロフィール> 河西邦剛さん レイ法律事務所パートナー弁護士 芸能・エンターテインメント分野の法律問題が専門
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