新規大会に久常涼が出場 ユタ州でのPGAツアー開催は61年ぶり
米男子ツアーのフェデックスカップ・フォール(秋シリーズ)第3戦、ブラック・デザート選手権が10日に幕を開ける。 新規大会の舞台は米ユタ州のブラック・デザート・リゾートGC(7,371ヤード・パー71)。同州では1990年から下部ツアー(コーン・フェリー・ツアー)のユタ選手権が行われているが、レギュラーツアー(PGAツアー)のイベントが開催されるのは1963年のユタ・オープン以来のこと。ブラック・デザート・リゾートGCは数多くのコース設計を手掛けた故トム・ワイスコフの最後の設計コースだ。 日本からは久常涼がエントリーしている。前週のサンダーソン・ファームズ選手権は予選落ちに終わり、最新のポイントランクは89位。来季のシード権はほぼ確実な位置にいるが、秋シリーズ終了後の同51位から60位の選手にはシグネチャーイベント2試合(AT&Tペブルビーチ・プロアマ、ザ・ジェネシス招待)の出場権が付与されるため、上位フィニッシュでポイントを稼ぎたいところ。 また、サンダーソン・ファームズ選手権でプレーオフ負けの単独2位となったビュー・ホスラー(米)、秋シリーズ初戦のプロコア選手権で勝ったパットン・キジーア(米)、プレジデンツカップで世界選抜のキャプテンを務めたマイク・ウィアー(カナダ)、日本ツアー8勝のチャン・キム(米)、ともに今季1勝のクリス・カーク(米)、シュテファン・イェーガー(独)らが参戦する。