【ロッテ】FA石川柊太を〝熱意〟で射止めた吉井監督のらつ腕 球団内から「巨人に勝った意義は大きい」と称賛
ロッテ・吉井理人監督(59)のらつ腕ぶりが周囲をうならせている。 2024年オフの目玉となっていたソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手を巡り、宣言残留を認める方針の古巣・ソフトバンクを含めた巨人、オリックス、ヤクルトとの5球団による大争奪戦を制し、見事にロッテが獲得を成功させた。 ロッテは3年総額6億円程度の条件で、巨人はそれを上回る好条件を提示していたとみられ、まさかのロッテ入りに球界には衝撃が走ったほど。そんな石川柊に対し、交渉の席に吉井監督が直接出馬し、口説き落としていたことで球団内から「お金じゃなくて吉井監督の熱意が伝わったのはすごいこと。あの巨人に勝った意義は大きいよ」と称賛する声が出ている。 言葉以上に自身がこれまでつけていた愛着のある背番号21を譲渡した「指揮官の熱意」が石川柊の胸を打った。吉井監督は「石川が好きかどうかは分からなかったけど、たぶん(ソフトバンクで)和田先輩がつけていたしカッコいいと思うだろうなと。もともと21番は誰か活躍していた選手にあげようと思っていた。1年前の時点でFAになるのは知っていて、来てほしいと思っていた。大活躍を期待します」と明かした。 石川柊は「吉井さんにFAをするのを分かっていた上で見ていてくれていたという言葉は響きました。21はすごくカッコいい。吉井さんの熱意に、期待に応えられるように頑張りたい」と腕をぶす。 ロッテは24年に10勝を挙げた佐々木のポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を容認したため、その穴を埋める先発投手の補強が喫緊の課題だった。同7勝2敗、防御率2・56の成績を挙げた石川柊の加入はまさに打ってつけだ。そのダンディーぶりからファンに〝イケオジ〟と称される指揮官のグラウンド内でのタクトにも注目が集まりそうだ。
東スポWEB