７大会ぶり２度目の栄冠を目ざす

ファイナルに導く決勝点をアシストしたハメス。（C）Getty Images

　アルゼンチンが待つ決勝に駒を進めたのは、コロンビアだ。 　アメリカで開催されているコパ・アメリカの準決勝で、コロンビアはウルグアイと対戦。39分にハメス・ロドリゲスの右CKにヘフェルソン・レルマがヘッドで合わせて均衡を破る。前半終了間際にダニエル・ムニョスが二度目の警告で退場処分となり、数的不利となったが、最後までリードを守り抜き、１－０で勝ち切った。 【動画】コロンビアの10番ハメスが決勝弾をお膳立て！ウルグアイ戦ハイライト 　この一戦で歴史を塗り替えたのがハメスだ。決勝弾をお膳立てし、これで今大会６アシスト目。アルゼンチンのリオネル・メッシが持つ最多５アシストの記録を抜いた。 「銀河系軍団での栄光の日々を再び呼び起こした」と称える現地メディア『OPTUS SPORT』によれば、ファイナル進出に熟練MFは「13年間、待ち続けてきたんだ」と感情的に語ったという。 　12日に33歳を迎えるハメスは、2011年に代表デビュー。その間にコロンビアはコパ・アメリカで二度、３位に終わり、残りの２つの大会では準々決勝で敗退している。 　難敵をくだして、南米王者に王手をかけた。ハメスは「10人での戦い、厳しい準決勝だった。難しかったけど、選手たちはどうやって持ちこたえて守るかを知っていた。手強い、そして優れたライバルを相手に、本当に難しい展開になったけど、みんなが素晴らしい仕事をした」と振り返る。 　タイトルを懸けた大一番は、日本時間で15日の９時にキックオフ予定だ。最多タイ15度の優勝を誇るディフェンディングチャンピオンのアルゼンチンが連覇を果たすか、ハメスがけん引するコロンビアが７大会ぶり２度目の栄冠を勝ち取るか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部