「期待を裏切らなかった」球宴初ホームランの大谷翔平 ファンに応える千両役者ぶりを米メディアが強調「彼ほど喝采を浴びる選手はいない」
夢の舞台でもファンの求めるパフォーマンスを披露した。 2024年のMLBオールスターゲームが現地時間7月16日(日本時間17日)、米テキサス州アーリントンで開催され、ドジャースの大谷翔平がナ・リーグの「2番・指名打者」で先発出場し、第2打席で先制3ランを放ちスタジアムを沸かせた。 【動画】球宴初アーチ!大谷翔平が“確信”の先制3ランを放つ 2021年から4年連続4度目の出場となった大谷の球宴初本塁打は3回に飛び出した。ランナー2人を置いた場面で打席に立った大谷は、ア・リーグ3番手、レッドソックスのタナー・ホウクが3球目に投じたスプリットをフルスイング、打球はあっという間にライトスタンドへ消えていった。 両チームを通じ最初の得点をもたらすこととなった大谷の本塁打により球場は歓喜に包まれ、その中を大谷は笑顔を浮かべながらダイヤモンドを一周。オールスターというイベントでも、試合序盤で主役級のインパクトを放った。 その後、ア・リーグが逆転し5-3で勝利したこともあり、大谷のMVP獲得はならなかったものの、豪快な一発で試合を大いに盛り上げたことは間違いない。そして試合終了直後より、米国内メディアからも「日本人スター」がみせたバッティングに賛辞が贈られている。 スポーツサイト『FanSided』では、この試合の大谷の本塁打をレポートするトピックを配信。その中で、大谷がホームランダービーを辞退した経緯を振り返りながら、その上で「ファンがみたいホームランを放った」と報じている。 さらに、「トリー・ロヴロ監督によって2番に抜擢され、ファンのためにショーをするチャンスを与えられたオオタニは期待を裏切らなかった」と評している他、「MLBファンが待ち望んでいた、大舞台でのオオタニのスイングだった」と称賛の言葉を並べている。 また同メディアは、「ポール・スキーンズやアーロン・ジャッジのような選手たちが話題となっているにも関わらず、ショウヘイ・オオタニはいまだにMLBの顔である。彼ほど世界中から喝采を浴びる選手はいない。彼ほど視線を集める選手はいない」として、改めて大谷の存在感を称えている。 好調を維持するシーズン同様、オールスターでもファンの度肝を抜くアーチを放った大谷。その一打により、後半戦でのさらなる本塁打量産への期待も高まることとなった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]