青森・秋田は「自動車税」の納付が6月末までって本当!?「納付期限」は県が独自に決めても問題ないの?“節税方法”もあわせて解説
自動車を所有している人は、毎年ゴールデンウィーク明けになると自宅に自動車税の納付書が届くと思います。ほとんどの方が5月31日までの納期限に支払いますが、青森県と秋田県だけは例外的に納期限が6月末となっています。 本記事では、青森と秋田だけが自動車税の納期限が遅い理由と、高額な自動車税を節税する方法について解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
青森県と秋田県の自動車税の納付期限は6月まで
自動車を所有している限り、毎年必ず納税の必要がある「自動車税」。ほとんどの都道府県で支払い期限が5月31日(土日・祝日にあたる場合は、週が明けた月曜日が納期限)ですが、青森県と秋田県だけは6月末納付なのをご存じでしょうか。 青森県と秋田県だけが自動車税の納期限が6月末になっている理由は、県条例でそのように定められているためです。 例えば秋田県の県税条例では、第129条(種別割の納期)に「種別割の納期は六月一日から同月三十日までとする。」と定められています。青森県の県税条例でも同様に、第160条の12項に「種別割の納期は、六月十五日から同月三十日までとする。」とされています。 なぜ青森県と秋田県だけが納期限を6月末にしたのかは定かではありませんが、自動車税は地方税の一種であることから、県が独自で納付期限を定められるものとされています。 ■自動車税の支払期限を過ぎてしまうとどうなる? 都道府県によって納付期限が異なる自動車税ですが、納付書が届いてから納期限まで1ヶ月もないという点は共通です。青森県に至っては6月15日から30日までと半月のあいだに納付する必要があります。 短期間のため、支払いをうっかり忘れる可能性も考えられます。もし、自動車税が未払いだった場合はどうなってしまうのでしょうか。 支払期日を過ぎると、「滞納している税金額×延滞日数×延滞金率÷365」で計算される延滞金を加算した税額を支払うことになります。 また、納期限までなら利用できるコンビニ払いやクレジットカード払いにも対応できなくなるため、自治体の納税課での納付手続きが必要になります。 毎年必ず同じ時期に納税する税金であるため、年間スケジュールに入れ込んでおくなど、納付忘れのないように注意が必要です。