【F1メキシコシティGP:FP2順位】角田裕毅が連続3番手!FP1最速のラッセルが大クラッシュ、本日3度目の赤旗!
F1第20戦メキシコシティGP(オートドローム・エルマノス・ロドリゲス)が初日を迎え、フリー走行2回目(FP2)が行われた。 ●【2024F1第20戦メキシコシティGP】全セッションの結果・タイムスケジュール ■赤旗!ラッセルが大クラッシュ! このFP2は、通常の60分から90分間に拡大してピレリが用意した来季のタイヤテストを実施するため、セッティングを変えることはできない。そのため、全チーム同条件とはいえ、FP1で走行時間が約半分短くなったのはセッティングを煮詰めたかったチームにとっては痛手だ。 そんな中で行われたタイヤテストだが、先ほどトップだったジョージ・ラッセル(メルセデス)がターン9で大クラッシュを起こした!ここで赤旗が出された。かなり大きなクラッシュだが、ラッセルはマシンから降りているのは不幸中の幸いだ。 メルセデスのマシンは横からバリアにクラッシュしたようで、メディカルカーも出動していたので、かなり大きな衝撃だったようだ。 ラッセルは少し息切れしながら足を引きずっているように見えたが、自らマシンを降りてメディカルカーまで支えられながら歩いていった。ラッセルは先週末のオースティンでも大クラッシュを起こしたが、ここでもまた同じダメージを負ってしまった。 リプレイを観ると、ターン8の進入時に縁石に乗りすぎてしまい、クルマが縁石で跳ねて、フロアの底を打ったことでコントロールを失ってしまいバリアに突っ込んだ。クルマはスピンしながら右リアからぶつかり、その後右フロントにぶつかっており、ギアボックスやパワーユニットに損傷があった可能性もある。少なくとも、目視で確認できたところでもフロア、エンジンカバー、サスペンション、フロントとリアのウィングには大きなダメージがあるようだ。 先ほどトップタイムで終えていたラッセルとメルセデスにとって理想的ではないが、重要なのはラッセル自身の健康状態だ。その後、メルセデスはラッセルがメディカルセンターから戻ってきたことを確認したが、現時点でそれ以上は何も語っていない。明日のFP3への影響が心配される。 結局、この赤旗の影響でセッションは24分ほど中断された。 ■角田裕毅が3位! FP2のトップタイムはカルロス・サインツ(フェラーリ)、2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手は角田裕毅(RB)だった。このセッションはタイヤが指定されており、上位勢も本気を出していないとはいえ、角田裕毅は先ほどのFP1に続き連続でトップ3となり、持ち込んだセッティングが合っているようで期待できそうだ。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 3番手 角田裕毅(RB) 9番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 10番手 リアム・ローソン(RB) 19番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) ■F1メキシコシティGP:フリー走行2回目 1 C.サインツ(フェラーリ) 2 O.ピアストリ(マクラーレン) 3 角田裕毅(RB) 4 C.ルクレール(フェラーリ) 5 L.ノリス(マクラーレン) 6 K.マグヌッセン(ハース) 7 L.ハミルトン(メルセデス) 8 V.ボッタス(Kickザウバー) 9 S.ペレス(レッドブル) 10 L.ローソン(RB) 11 F.アロンソ(アストンマーティン) 12 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 13 E.オコン(アルピーヌ) 14 L.ストロール(アストンマーティン) 15 F.コラピント(ウィリアムズ) 16 P.ガスリー(アルピーヌ) 17 G.ジョウ(Kickザウバー) 18 G.ラッセル(メルセデス) 19 M.フェルスタッペン(レッドブル) FP1で大クラッシュを起こしたアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、修復作業をしていたためこのセッションは走っていない。 フェルスタッペンは「エンジンの奇妙な音」を訴えていて、セッション再開後にチェック走行を行ったが、「同じ問題」のため再びピットインするよう指示されてマシンを降りているため、ノータイムで終えている。 明日のフリー走行3回目は、日本時間27日2時30分から行われる。
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