「見たら逃げなさいって」インドネシア出身者に聞いたコモドオオトカゲ 名古屋・東山動植物園の展示に行列
メ~テレ(名古屋テレビ)
23日から東山動植物園で始まったコモドオオトカゲ「タロウ」の公開に大行列です。恐竜好きの子どもたちはタロウの迫力に大興奮。そして、野生のコモドオオトカゲを見たことがあるという人にも話を聞きました。 「コモドオオトカゲの展示エリアに入る列、ずらーっと伸びています。先が見えないくらいです。どれだけの人が並んでいるのでしょうか。まだまだ続いていますね」(アナウンサー) 名古屋市の東山動植物園で23日から公開が始まったのが世界最大級のトカゲといわれるコモドオオトカゲ。その名も「タロウ」です。 体長は約2メートル70センチ。体重約50キロ。その巨体が動いたとたん…。 「おお~っ!」(来園者) まるで恐竜のような、いかつい歩きに、みんな大興奮です。 来園者の中には、ぬいぐるみを抱いてやってきた子どもも…。 「(ぬいぐるみはどこで?)名古屋でゲットした。恐竜が好きで」(子ども) 集まった子どもたちからは「恐竜が好き」という声が多く聞かれました。 「(どこが好き?)恐竜に似てたり、ベロを出してすぐに相手がわかるところや、毒を持ってるところが好きです」(子ども) 「ベロをピーンって出すとことか、そういうところがかわいかった」(子ども)
インドネシアでは怖がられている?
コモドオオトカゲは絶滅危惧種に指定されている貴重な動物で、いま、日本で見られるのは、東山動植物園だけです。 そんななか、野生のコモドオオトカゲを見たことがあるという人に出会いました。本場での人気は? Q.インドネシアではどんな存在? 「あんまり近づかないほうがいいって。見たら逃げなさいって。めっちゃ怖いですよ」(インドネシア出身の来園者) インドネシアでは怖がられているのでしょうか? 「何でも食べるから。ウシも食べるから、いやになってくる。本当に気を付けないと。人間も食べられるかも」(インドネシア出身の来園者) コモドオオトカゲは肉食であるばかりか、獰猛で、現地では家畜や人間も襲うことがあるんです。東山動植物園での人気はどう映ったのでしょう? 「めっちゃびっくりした。並んでいる人にびっくり。うれしい。半分はドキドキするけど、びっくり。インドネシアではこんなことないのに」(インドネシア出身の来園者) 23日に限定2000枚用意されたステッカーは、1時間足らずで無くなりました。 また、売店に並んでいたぬいぐるみなどのグッズも開園直後に完売した店も。 かわいいつぶらな瞳をしていながら、実は獰猛なところが日本では大人にも子どにも大人気の様子です。