松山英樹（ロイター＝USA TODAY Sports）

　米男子ゴルフの今季最終戦「ツアー選手権」（29日開幕、ジョージア州アトランタのイーストレークGC）で日本勢初の年間王者を狙う松山英樹（32＝LEXUS）に期待が高まっている。 　松山は年間ポイントランキング8位でプレーオフに突入。第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」で優勝し、3位にランクアップした。第2戦「BMW選手権」では1打差2位ながらも2日目のスタート前に腰痛のために棄権。それでも3位を維持し、2500万ドル（約36億2500万円）の高額ボーナスがかかる今季最終戦に臨む。ランキング上位30人が参加する今大会は順位に応じてスコアに差をつけてスタートする。 　米メディア「ON　TAP　SPORTS」は年間チャンピオンの行方について「スコッティ（シェフラー＝米国）かザンダー（シャウフェレ＝米国）の可能性が高いと思うが、出場する他の28選手の中では間違いなく松山英樹が良い選択肢だ」と指摘。負傷の影響が懸念されることにも「高額な賞金とタイトル獲得の可能性を考えると、重大なことがない限り棄権することはあり得ない」と伝えた。 　また今大会のコースがリニューアルされたことに、同メディアは「30人の選手が違ったやり方でプレーせざる得なくなり、ここで安定した成績を残していない松山のような選手が有利になるかもしれない」とし「シェフラー、シャウフェレ以外が優勝するなら松山英樹がもっともふさわしい」と報じていた。