伊原六花「納得がいかない」30歳まであと5年「恥ずかしがらずにドロ臭くやっていきたい」貪欲すぎる向上心
映画やドラマ、舞台など幅広いジャンルで活躍を続ける伊原六花。高校時代に出場した「日本高校ダンス部選手権」で自身がセンターを務めたバブリーダンスで一躍、日本中から注目を集めた。高校卒業後は本格的に俳優の道を進み、2018年に『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビュー。2023年放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では趣里演じる主人公・福来スズ子の後輩秋山美月役を好演し、お茶の間の人気を集めた。そんな彼女のTHE CHANGEとは?【第3回/全3回】 ■【画像】30歳まであと5年、伊原六花が魅せる様々な表情、すべての写真が魅力的! 映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」で伊原さんが演じた陽子は願いを叶えるためにふたつの駄菓子を食する。ひとつは「銭天堂」で紅子(天海祐希)が売っている『おしゃれサブレ』、もうひとつは「たたりめ堂」でよどみ(上白石萌音)が売っている『強欲アンコ』(魚のあんこうを模した形の餡子菓子)だ。 「もちろん実際に食べましたが、両方ともめちゃくちゃ美味しかったです。サブレはカメラが回っていないところでもずっと食べていました(笑)。アンコの方も、見た目はちょっと黒光りした感じで、よどみの禍々しさみたいなのが現れていたんですが、やっぱり美味しかったです。 映画ではアンコは急いで貪るように食べるんですが、中田監督が喉に詰まるのを心配して下さって、数カットに分けて撮りました。アンコを食べた後の振り切ったオーバーな動きもファンタジーなので成立していると思いますし、ああいったお芝居自体がこれまでなかなか演じたことがなかったので楽しかったです」 紅子のセリフで「幸せになるか不幸になるかはお客様次第」というのが印象的で、本作のテーマでもあるように思える。 「まさに私も、このセリフにはハッとさせられました。私自身の今までの人生を振り返るとそう思うことがたくさんあったので、これは結構刺さるメッセージだなって。きっかけは与えるけど最後の一歩はその人自身に任せるというのは、紅子さんの優しさでもあり良いサポートなんだなって思います」