伊原六花「納得がいかない」30歳まであと5年「恥ずかしがらずにドロ臭くやっていきたい」貪欲すぎる向上心
「上手く出来た!」と思ったことは一回もない
現在25歳の伊原さん。20代前半を振り返ると……。 「色々な事を経験させてもらって、納得がいくかいかないかと言われると、正直納得がいかないところがあるんですけど……」 ──具体的には? 「それぞれ戴いたお仕事は、その時に出来るMAXを自分の中で考えて、手抜きは一切していないんですけど……なんて言うんですかね、もっと……」 ──出来上がった作品を観て「このシーンは、もっとこういう風にやった方が良かったんじゃないか」という反省とか。 「そういうのは毎回あります。逆に“上手く出来た!”と思ったことは一回もないんです。納得したって思うことはなかったんですけど、ただ、本当に出会いに恵まれた20代前半だったなとは思うんです。思い返すと、私の人生って自分自身の力というより、出会う人がすごく良くて、たぶんその運を持っているんじゃないかと思っていて。その人たちに導いてもらった感覚があるんです。この世界に入る前もそうだったし、入ってからも素敵な人たちに出会えた……そういう意味ではメチャクチャ良い20代前半でした」 20代後半はどういう風に生きたいと思っているのか。 「基本的には30歳までは、とりあえず全部やってみようと思っているんです。好きなことだけをやらずに、自分が苦手だなって思うことも、ちょっとやりたくないかもって思うことも全部とりあえずやってみようと」 ──食わず嫌いは止める、と。 「はい。今までだったら“うわっ、コレ出来ないかも”って思ったことも、やってみたらメチャクチャ楽しかったり、後で笑い話に出来ることが増えたりとか。そういうことが結構あったので、20代のうちは、もう恥ずかしがらずにドロ臭くやっていきたいです。そんな体験を経て、30歳からは、これから自分はどうしたいかとか何が好きなのかということを取捨選択していけたらいいなって。その土台作りを30歳まで…、あと5年しかないんですけど。そのあとでもっと世界を広げていきたいと思っています」 つまりは、絶えず変化し続ける? 「そうです! 例えば、ダンスだったらヒップホップをやったりジャズをやったりして、そのカテゴリーの中でカタチを変えていって、留まることをせずにやり続けてきたんです。だから、そんなふうに現状に満足せず貪欲にいきたいなとは思っています」 チャレンジ精神旺盛な伊原さん。20代後半、30歳に成っても更に挑み続け、その先にあるものを多くの人たちと共有していくのであろう。 伊原六花(いはら・りっか) 1999年6月2日、大阪府生まれ。A型。T160。2017年より芸能活動を開始。2018年に『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビューを果たす。 近年の主な出演作に、【舞台】『ダブリンの鐘つきカビ人間』『夜の女たち』『友達』【ドラマ】『肝臓を奪われた妻』『ブギウギ』『マイ・セカンド・アオハル』【映画】『リゾートバイト』、『地獄の花園』などがある。 鈴木一俊
鈴木一俊