大分空港と大分市結ぶホーバークラフト、国土交通省が事業許可…今月中にも周遊開始
大分空港(大分県国東市)と大分市を約30分で結ぶホーバークラフトの旅客船航路について、国土交通省九州運輸局は15日、運航会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)による事業を許可した。定期の空港航路と、別府湾を周遊する不定期航路のいずれも許可した。2009年に、利用者減少で定期運航を終えた国内唯一のホーバー航路が復活する。 【動画】ホーバークラフト、大分港にお目見え
同社は運輸局による現場の安全確認検査を受け、問題がなければ今月中にも周遊を先行して開始する意向だ。同社は18日に記者会見し、今後のスケジュールなどを発表する。
同社は当初、23年度中の運航開始を目指していたが、訓練中にガードレールに接触する事故などがあり、今秋開始に目標を変更していた。九州運輸局は「ホーバーは機体も操船技能も特殊なので、慎重な審査を要した」としている。