写真：こどもとIT

Canvaは、生成AIツール「ドリームラボ」の提供と、ビジュアルツールキットのアップグレードを2024年10月23日に発表した。 【画像】ドリームラボの利用イメージ この発表は、Canvaの月間アクティブユーザーが2億人を超え、過去2年間で1億1,500万人以上のユーザー数増加と、売上高が25億ドルに到達したことを受けたもの。デザインの力をあらゆるユーザーに提供することを目指し、職場や教育現場でのコラボレーションやクリエイティブな作業を効率化することが期待されている。 注目されるのは、Canvaが買収した画像生成AIツール「Leonardo.Ai」の技術を組み込んだ「ドリームラボ」である。同ツールは、ユーザーが簡単なテキストを入力するだけで、画像やグラフィックコンテンツを生成できる。 3Dレンダリングやイラストなど、1つのデータから15種類以上のバリエーションを生成するほか、既存画像を参照して異なるストック画像を作成可能だ。Canvaで利用できる1億点以上の素材を収録したコンテンツライブラリーと組み合わせることで、魅力的な学習教材を作成できるという。 また、Canvaのビジュアルツールキット（ドキュメント、ホワイトボード、Webサイト、プレゼンテーション、動画を含む）も大幅にアップグレードされた。強化されたツールには、インタラクティブなグラフやAIを活用したホワイトボード、投票機能やクイズ作成機能が含まれる。これらの機能によって、より効率的に共同作業を進められるほか、ドキュメント作成の時間を削減可能だ。 Canvaコミュニティからのリクエストに基づいた新機能と、今後追加を予定している機能は以下の通り。 なお、CanvaはSB C&S株式会社（以下「SB C&S」）と国内初のディストリビューター契約を締結し、SB C&Sを通じて法人向けにCanvaエンタープライズおよびCanvaチームスプランを提供する。 Canva Pty Ltdによると、日本国内においては、プレゼンテーションとSNSテンプレート、AIを利用した画像の背景除去機能が最も多く利用され、過去1年間にCanvaで作成されたスライド数は4,900万点を超えているという。 Droptober 2024 最高の仕事をするのに役立つCanvaの数々の新機能をお届け