【広島】プロ通算2打点だった九里亜蓮が2打点&6回無失点の好投も…救援陣が崩れて2勝目を逃す
◆日本生命セ・パ交流戦 広島―オリックス(30日・マツダスタジアム) 広島の九里亜蓮投手が、9番打者として2打点を挙げ、“本業”では6回無失点と好投しながら、今季2勝目を逃した。 2点リードでバトンを渡した自慢の救援陣が崩れた。7回に2番手・矢崎が2安打で1死一、三塁とされ、福田に右前適時打を浴びた。昨季までのチームメイト・西川を迎えたところで3番手・塹江が登板。だが、ストレートの四球で歩かせ、1死満塁から太田の2点適時打で逆転を許した。1死満塁で登板した黒原も、2死から押し出し四球を与えるなど、この回は救援3投手で大量5失点した。 九里は、投打にわたって奮闘した。2回1死一、三塁で迎えた打席の初球にセーフティースクイズ成功(記録は犠打野選と失策)で先取点を奪った。さらに1―0の4回1死三塁から右犠飛で貴重な追加点を奪った。18年と20年にそれぞれ1打点をマークして以来の今季初打点。プロ通算2打点を1試合でたたきだした形だが、勝利に結び付かなかった。 今季9戦目で待望の初勝利を手にした5月18日の巨人戦(マツダ)以来、中11日のマウンドだった。初回は1安打1失策で1死一、二塁としたが、森、紅林を連続三振。2点リードとなった4回は先頭から連打と四球で無死満塁のピンチを背負ったが、横山聖を「3―2―3」の一ゴロ併殺打に仕留め、最後は9番・斎藤を空振り三振に仕留めた。6回108球を投げ、3安打3四球6奪三振で無失点という内容だった。
報知新聞社