【MotoGP】ドゥカティ、来季昇格マルク・マルケスのクルーチーフを決定……グレシーニからはエンジニア2人帯同とも
マルク・マルケスは2025年シーズンからドゥカティのファクトリーチームへと昇格するが、早くも彼の来年のクルーチーフが決まったようだ。 【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP マルケスはペナルティで10位に マルケスは2023年限りでホンダを離れてグレシーニへと移籍する際、長年クルーチーフとして仕事をしてきたサンティ・エルナンデスを伴うことなく移籍した。 そしてグレシーニでは2020年にジョアン・ミルと共にタイトルを獲得した、フランキー・カルチェディをクルーチーフに迎えることとなった。 2025年にはドゥカティのファクトリーチーム昇格が決まったため、彼のクルーチーフなどスタッフの体制がどうなるかは注目のポイントだった。グレシーニとの契約になっているカルチェディを連れて行くのか、それともエルナンデスをホンダから引き抜いてコンビが復活するのかといった具合だ。 しかしドゥカティはそのどちらとも異なる決定を下したようだ。motorsport.comの入手した情報によると、ドゥカティは現在エネア・バスティアニーニを担当しているマルコ・リガモンティをマルケスのクルーチーフにそのまま据えることとしたという。 リガモンティは2017~2018年にスズキでアンドレア・イアンノーネを担当。その後プラマックでヨハン・ザルコを担当したあと、ドゥカティファクトリーでバスティアニーニをこの2シーズン担当している。 マルケスは第8戦オランダGPでチームスタッフについては次のように語っていた。 「ドゥカティの責任者達は、僕のパフォーマンスが最高のモノとなるように、僕に最も適していると思われる人を最初に据えるだろう」 なおマルケスはグレシーニで組んでいるスタッフの一部をドゥカティファクトリーへ帯同させることも予定しているようだ。 調べでは、マルケスと親しい関係にあり、ホンダからグレシーニへと唯一共に移ってきたハビ・オルティスをドゥカティファクトリーへ連れて行くと見られている。また、グレシーニでマルケスの電子制御を担当しているドゥカティのスタッフである、マッティア・セレーニも同じくファクトリーへ帯同させるようだ。
Oriol Puigdemont