阪神・岡田監督、貧打にイラつき止まらず「得点なんか入るわけない」 負の連鎖が〝虎の安全物件〟近本にも…まさかの6タコ
阪神・岡田彰布監督(66)の〝イラつきモード〟が止まらない。26日の中日戦(甲子園)は貧打&拙攻続きで、疲労感しかない延長12回ドローの幕切れ。今季10度目の零封負けを喫した前夜の試合後は、「今までのゼロとは(内容が)違う。明日でどうできるかやな」とあえて前向きに語った指揮官だが、2戦連続の体たらくにやっぱり…本音が爆発した。 【写真】「(得点)入るわけないやん」近本、中野の不振にベンチで険しい表情を見せる岡田監督 「フライアウトばっかりで(悪い内容に)戻ってしもたわ。得点なんか入るわけない。(9回1死一塁から右中間二塁打の)前川? 罰金やで。(サインは)待てやんか」。そうあきれ返ってから「オレのコメントはあんまり要らんやろ。聞かなあかん人おるやろ」と〝捨てセリフ〟も。 チーム打率・218のリーグ最低は今に始まったことではないが、負の連鎖が〝虎の安全物件〟だった近本にも及び始めたのは深刻だ。この日は6打席立ってすべて凡退という自身初の屈辱。大山の代役4番を経て再び1番に戻ったものの、次第に調子を落として直近5試合では23打数2安打の打率・087と目も当てられない。「頼みの近本まで苦しいとなるとウチは本当にきつい」(球団OB)だけに、指揮官のイライラにも拍車がかかるというものだ。 (岩﨑正範)