今年も関係修復は難しい? ウィリアム皇太子vsヘンリー王子の確執タイムライン
2024年3月
キャサリン皇太子妃ががんを公表し、2024年3月22日にビデオメッセージでこれまでの経緯を発表。 1月に手術を受けた当時、がんではないと思われていたことや、手術後の検査でがんが見つかったことを説明。診断を受けた際に「大きなショックを受けた」とし、予防的な化学治療の初期段階にあることを明かした。 なお元英王室職員が『ピープル』誌に語ったところによれば、2月にヘンリー王子が英国を訪問した際、ウィリアム皇太子と会う予定が「まったくなかった」理由のひとつは、皇太子が腹部を手術した直後の「妻を第一に考えて」決断したのではないか、とのこと。 いっぽうレイシー氏は、皇太子が「王室の制度を守りたいと考えており、ヘンリー王子は信頼できない存在だと感じている」ため、「王子が明確に謝罪して前に進まない限り、ウィリアム皇太子が彼を再び家族の一員として受け入れることはないでしょう」と『ピープル』誌に述べている。
2024年5月
2020年5月、インビクタス・ゲーム10周年を祝う礼拝に出席するため、ヘンリー王子が英国を訪問。王室メンバーも招待したが、ロイヤル関係者で参加したのは、チャールズ・スペンサー伯爵のみ。 同日にチャールズ国王はバッキンガム宮殿でガーデンパーティを主催し、ウィリアム皇太子も公務にあたっていたため、家族が顔を合わせることはなかった。 王室伝記作家のイングリッド・スワード氏は、「もちろんチャールズ国王はヘンリー王子が戻ってくることを望んでおり、兄弟が再び友人のような関係に戻ることを心から願っています。ただ、それが実現するとは思っていないようです」と、『ピープル』誌に語っている。 写真:英セントポール大聖堂で礼拝に参加するヘンリー王子、2024年5月撮影
2024年6月
2024年6月7日に、ウェストミンスター公爵ことヒュー・グローブナーとオリヴィア・ヘンソンの結婚式が執り行われた。ウィリアム皇太子は、新郎の付添人(アッシャー)を務め、ユージェニー王女などの王室メンバーも出席。 公爵とヘンリー王子が親しかったこともあり、王子も招待されていたそうだが、『タイムズ』紙によると、「公爵とヘンリー王子の間で、電話で話し合いが行われ」、合意のうえで欠席することにしたそう。 写真:結婚式で公爵と談笑するウィリアム皇太子、2024年6月撮影