北の鉄路を考える③ ヤマ線はバス転換できない!?の巻 帰ってきた令和阿房列車で行こう 第三列車
乗蔵さんは「全国的な運転手不足でバスへの転換がうまくいくはずがない。特に小樽―余市間は1日2千人の乗客がおり、バスでは無理だ。対策協議会は、最初から廃止ありきで、道庁の責任は重い」と憤る。
高台にある彼の家からは海を挟んで泊原発がよく見える。寄り道して原発に通じる道を走ったが、舗装もよく、新たにできたトンネルも橋も実に立派だ。そのカネの一部を、公共交通機関の維持費に回してもバチはあたるまい。鉄路がなくなれば、街はどうなるのか、は明日のこころだぁ!(乾正人)