「あと10分長く降ったら、どうなったか」 京都で大雨、民家の庭に土砂流入
2日午後1時ごろ強く降り続いた雨の影響で、京都府南丹市園部町埴生の民家の庭が、裏山から流れる川の土砂であふれた。家を管理する女性(59)は「10年前に大雨の被害はあったが、河川工事をしてからはなかった。ゴォーという音がして、一瞬で水が増えてきて身の危険を感じた」と話した。道路をはさんで下流側の女性宅にも床下まで土砂が迫った。 【写真】民家の庭にあふれた水が滝のように道路に流れ込んだ 近くに住む89歳男性の家の庭にも土砂が流れ込んだ。「私は脚が悪いし、避難所まで行くのがしんどい。あと10分長く降っていたら、どうなったかわからない」とおびえた。 園部町では2日午前1時までの1時間に46・5ミリの降水量を記録。午後1時4分に洪水警報が出た。市危機管理課によると、園部町を中心に道路冠水の報告が約20件寄せられた。