綾瀬はるか、喫煙シーンに苦労「吸ったことがなかったから」【ルート29】
【モデルプレス=2024/11/09】女優の綾瀬はるかが9日、都内で開催された映画『ルート29』(11月8日公開)の公開記念舞台挨拶に登壇。撮影で苦労したことについて明かした。 【写真】綾瀬はるか、舞台上で涙 ◆綾瀬はるか、たばこを吸うシーンに苦労 本作は、他者と交わろうとしないひとりぼっちの主人公・のり子(綾瀬)が、風変わりな女の子・ハル(大沢一菜)とともに歩む旅路を通じて、様々な出会いや、次第に深まっていく2人の絆を描く。この日は共演した大沢、市川実日子、そして森井勇佑監督も登壇した。 白のワンピース姿で登壇した綾瀬は「不思議な映画だったでしょうか?不思議です」と笑顔。「1か月半弱くらいかけて、鳥取で順番に、本当に29号線を旅するように撮っていたので。暑くて、すごく撮影は大変だった部分もあるんですけど、一緒に虫を取ったり。大きい大家族の夏休みの、ヌーの移動みたいな(笑)。そういう感じがやっぱり一番思い出深いですし、今回一緒にこの作品で(東京国際映画祭の)レッドカーペットを歩けたのもとっても嬉しかったです」と本作における日々を懐かしんでいた。 また、たばこを吸うシーンがあることに触れて「たばこを吸ったことがなかったから、それはうちに来て、一緒に歩きたばこのやり方を」と市川とともに練習したことを回想。市川は綾瀬の様子を再現しながら「笑っちゃって練習にならなくって」と笑顔を見せた。これまで演じたキャラクターとは異なる役柄だったのではないかと尋ねられると、綾瀬は「例えばアクションだったら稽古を積んでとか、監督が細かく厳しくっていうか、立ち位置まで決まってとか、そういう積み上げていくっていう作業がすごく多かったんです。やっている役もそうかもしれないんですけど」とコメント。「(森井)監督は、今までの20何年の経験を全部そぎ落とすっていう作業のような感じがして。あ、無にならなきゃいけないんだなっていうのを、すごく思って。むき卵になった感じです(笑)。『ただ、いる』っていう。台詞も考えない。宇宙から(台詞が)降りてきたら喋るみたいな。すべてを委ねるっていう境地に挑んでいました」と明かした。 ◆綾瀬はるか、サプライズでプレゼント 現場で撮影についてだけでなく、芸能という仕事についても綾瀬と話を交わしたという市川は「部屋に一人で居る感じなんじゃないかって言って。誰もいない場所にいる綾瀬さん」と役作りについて考えを伝えたそうで、頷いた綾瀬は「確かに、そういう感じだよなってすごく思って」と振り返っていた。そんな二人が現場で投げキッスを投げ合っていたことも、大沢の口から明かされていた。この日は撮影中を記録したメイキング映像「二人の夏休み」がスクリーンに投影される一幕があり、綾瀬は「最初に見たときに、ちょっと涙が出ました。いろいろ思い出したり。本当に、トンボ(のり子)とハルがいたのかなみたいな感じがあって。なんだろう?年も違うのに、そういう違いもそんなに感じない、不思議な二人だなと思って見ていました」と笑顔。一方の大沢は「1日に5回くらい見てます」と明かして会場を沸かせた。 その後、綾瀬からサプライズで、本作の旅路を記録したフォトアルバムが、大沢にプレゼントされる一幕があった。綾瀬は「何時間か、かかりました」と思いを込めて作った様子で、大沢は「宝物にします」と頬を緩めていた。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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