【北九州・中3殺傷事件】「片識...一方的に知っていたり、広く恨みあった可能性も」平原政徳容疑者の動機解明が重要 なぜ防犯カメラ映像は出なかった?逮捕まで6日は早い?犯罪ジャーナリストが解説
逮捕に至るまで「犯人情報」がほとんど世に出なかったのはナゼ?
事件から6日目の逮捕となりました。捜査は百数十人体制だったといいます。逮捕の決め手は100以上の防犯カメラとドライブレコーダーです。発生からこれまで、犯人情報がほとんど出なかったのは警察側に何か事情があったのでしょうか? 小川氏によると、容疑者に対する騒音苦情が入っていたことなどもあり、警察は早い段階で容疑者を特定していた可能性はあります。また、車で逃走しているため、車の情報も早い段階ではわかっていた可能性があるといいます。 小川氏は、もしナンバーが判明していたとしても、誰が運転していたかを特定するまでは時間がかかること。また、店内の防犯カメラに映っていたとしても、顔が認識できるほどでなかった可能性もあると、時間がかかったことについて説明しました。 (小川泰平さん)「早く任意同行することは可能だったんでしょうけど、公判維持、裁判を考えて、本人が黙秘・否認したとしても立証できる裏付けを取ってから逮捕に踏み切った、それが発生から6日後になったということですね」 「(容疑者は)今も『その行為はしました』と認めているんですが、『殺害した』ではなく『その行為』ということは、殺意については、認めているのかどうなのか、というところも、まだまだ取り調べが必要になってくると思います」
逮捕まで6日 早かったのか遅かったのか
小川氏は、逮捕まで6日かかったことについては、「元刑事からすると、ある程度裏付けを取っていると考えると、私は遅いとは思わない」と言及。 そのうえで、「一般の方、特に地元の方から見ると間違いなく遅いと思う。数千人の子どもが学校に登校できなかったり、非常に心配な数日間を送ったと考えると、遅いと言われても仕方がない」と見解を述べました。 今後の捜査の鍵となるポイントを聞きました。 (小川泰平さん)「まず第一は動機です。もちろん凶器の発見も必要ですが、やはり動機がどこにあるのかというところが、一番重要になってくると思います」 (2024年12月19日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)