下田東急ホテルと直売所「湯の花」がコラボ JR戸塚駅の友情出店も
下田東急ホテル(下田市五丁目)で10月25日~27日の3日間、南伊豆町の農林水産直売所「湯の花」とコラボした地産地消イベント「湯の花マルシェ」が開かれ、ランチビュッフェ「伊豆の大地に魅せられた続・14人の料理人」が行われた。(伊豆下田経済新聞) 【写真】3日間の人気投票結果を掲げる料理人たち(関連画像8枚) 昨年実施した伊豆の海産物をテーマにしたランチビュッフェ「14人の料理人」の続編として行ったもので、今回は南伊豆の直売所「湯の花」の農産物を題材とした創作料理で、14人の料理人が自慢の腕を振るった。 併せてホテル内には「湯の花マルシェ」の出張ブースも開設。旬の野菜や果物、米、さまざまな加工品の試食コーナーも用意し、地元住民や宿泊客などでにぎわった。「湯の花」が定期的に出張出店しているJR戸塚駅も、子ども駅長撮影やペーパークラフト電車作りの体験コーナーで「友情出店」した。 同ホテルの中村直人料理長は「種類も品数も豊富な『湯の花』での日々の仕入れで、新鮮な食材と出合うのが私の楽しみの一つ。生産者の愛情がたっぷり込められた農産物を手に取ると、いろいろな料理アイデアが湧いてくる。『湯の花』と伊豆の食材の魅力をもっと多くの人に知ってほしい」と思いを話す。 14人の料理人たちの創作料理の人気投票は、初日は新人料理人の野澤博喜さんの「かぼちゃチップス わさびクリームディップ」が、2日目は土屋沙菜さんの「タマネギのブランマンジェ 秋の味覚を詰め込んだムースとともに」が1位になった。3日間合計トップには、中村直人料理長の「黒毛和牛のローストビーフ 湯の花の野菜を使ったラビゴットソース」が輝いた。 2日目の人気投票1位だった土屋さんは「タマネギは私が大好きな野菜。三層の程よいバランスを表現するのに何度も試作し、納得のいく仕上がりになった」と話し、「内心、優勝する自信があった」と苦笑した。 「湯の花」の渡辺純平店長は「出張出店は苦労も多いが、お客さまの反応や売れ具合は直売所の運営面で参考になる。来年3月には湯の花が20周年を迎えるので、これからいろいろなイベントを企画していきたい」と抱負を語る。
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