マカオ、2024年上半期の消防出動数は約2.7万件…前年同時期から1割増
マカオ消防局は7月17日に記者会見を開き、今年上半期(2024年1~6月)の消防関連統計データを公表。 今年上半期の総消防出動数は前年同時期から12.64%増の2万7654件だったとのこと。内訳は、火災が10.71%増の455件、救急車出動が11.57%増の2万3207件、救助活動が1.61%減の916件など。 火災のうち放水を要しないケースが82.4%を占めた。出火原因としてコンロの火の消し忘れ、電線のショート、線香・蝋燭・冥銭など神拝用品の燃焼、(たばこなど)火種の不始末、機械の故障などが挙げられ、これらが火災通報全体の65.05%を占め、市民に対して外出前にコンロ及び電化製品をオフにするようにし、日常生活においてたばこや火種の処理に気をつけてほしいとした。 救急車出動数の増加要因については、発熱、めまい、頭痛等の軽微な体調不良での出動要請が増えたことを挙げ、こうしたものが全体の55.13%を占めたことをから、救護資源は貴重で限りがあり、他に必要としている人へ振り向けるべきとし、市民に対して救急サービスの濫用を控えるよう累次の呼びを行った。 このほか、昨年施行された新防火法に関連し、今年上半期に実施したビルの安全検査を経て改善がみられない、または重大な事案の10件に対して行政処罰を行ったとのこと。同法施行以来の累計行政処罰件数(手続き完了)は44件で、主に通路を塞ぐかたちで物を置いた事案とのこと。