蜜たっぷり!淡い黄色が美しいリンゴ「はるか」 糖度16度以上で蜜入りが特に良い「プリンセスはるか」も販売【山形発】
山形・天童市でブランド化を図り生産されている黄色いリンゴ「はるか」。2024年は蜜がたっぷり入り、おいしく仕上がった。 【画像】甘みが強く、噛めば噛むほど華やかな香りが広がる「はるか」
「サビ」軽減のため遮光袋をかけ栽培
12月2日朝、天童市成生の武田繁さんの園地で収穫されていたのは、淡い黄色が美しいリンゴの晩生種「はるか」。 シャキッとした食感と蜜入りが良く、甘みが強いのが特徴だ。 成生イノベーリョン・プリンセスはるか出荷組合・武田繁さんは「きれい。いい出来だと思う。「サビ」軽減のために袋をかけている」と語る。 「はるか」は岩手で開発された品種で、成生地区では約5年前に生産が始まった。 黄色いリンゴは赤よりも、サビと呼ばれる皮の変色が目立ちやすいため、見た目がきれいなリンゴになるよう、14人の生産者は一つひとつに日光を遮る袋をかけて大切に育てている。
糖度16度以上の「プリンセスはるか」も
収穫したリンゴは選果場で機械に通され、糖度が16度以上で蜜の入り具合が特に良いものは、独自ブランド「プリンセスはるか」として売り出している。 ブランド化を目指して4年目。2023年は春先の霜の影響で出荷量が減った。2024年は高温で蜜入りが遅く、収穫開始が10日ほど遅れたが出来は申し分なく、おいしいリンゴに仕上がった。 蜜がたっぷり入った「はるか」を試食させてもらうと、甘みが強く、噛めば噛むほど華やかな香りが広がる。 武田さんは「ことしは春先の霜の被害もなくて、雨も適度に降ったので実も大きくて甘いリンゴができていると思う。黄色いリンゴはなかなかないので、『珍しい』と思ってもらって触って食べてもらって、天童産のはるかがすごくおいしいというのを感じてもらいたい」と語った。 はるかの2024年の出荷量は、2023年より4トン多い約10トンが予想されている。また2023年からはマレーシア・香港と海外にも出荷し始め、魅力をPRしているという。 「プリンセスはるか」は2kgで約8000円、普通の「はるか」は3500円程度。JAてんどうフーズのホームページ「天の童(わらべ)」から購入できる。 (さくらんぼテレビ)
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