武尊が逆転KOでONE初勝利。リングインしたロッタンに対戦アピール。額を押し付け合い一触即発に【ONE】
K-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)がONE Championshipの「ONE Friday Fights 81」(9月27日、タイ・ルンピニースタジアム)で復帰戦に臨み、逆転のKO勝ちを収め復活を果たした。 武尊はONEデビュー戦となった「ONE 165: Superlek vs. Takeru」(1月28日、東京・有明アリーナ)で行われた「ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ」で王者スーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)に判定で敗れ、今回はONEでの2戦目だった。 7月31日に行われた会見でONE期待の新世代ファイター、ブラック・パンサー(タイ)と対戦することが発表されたが、試合まで1カ月を切った今月9日に対戦相手がタン・ジン(ミャンマー/Taw Win Ayeyar Club)に変更となっていた。
1R、ともにオーソドックスの構え。タン・ジンがいきなりロー。武尊もローを返す。タン・ジンが踏み込んで左フック。武尊は左ジャブ。タン・ジンは右ストレートが伸びる。タン・ジンは左ミドル、ワンツー。武尊が圧をかけるがタン・ジンは逆にパンチ。武尊は右カーフを連打。タン・ジンは効かされ左足を下げる。タン・ジンはパンチを放ちながら前に出る。まっすぐ下がってしまった武尊。そこにタン・ジンが左フックを当てダウンを奪う。立ち上がった武尊は左三日月蹴り、右カーフ。しかしそこにパンチを合わせるタン・ジン。予想外に伸びるパンチに手こずる武尊。 2R、武尊が圧をかけるがタン・ジンはパンチを振りながら前に出る。下がる武尊。武尊は右カーフを効かせるがタン・ジンはそこに左フックを合わせる。しかし武尊はワンツー、ヒザをボディーに。そして右の三日月蹴り、右ストレートと攻め込むがタン・ジンはタフでなかなか倒れない。しかし武尊は前蹴りをボディーに打ち込みダウンを奪う。立ち上がったタン・ジンだがボディーのダメージは大きく体をくの字。そこになおもボディーブロー、ヒザの武尊。最後はパンチの連打から左フックで2度目のダウンを奪う。タン・ジンは立ち上がれず、武尊がKOでONE初勝利を挙げた。