「とんねるず」石橋貴明、フジの新番組 視聴率伸びず、苦戦のワケとは?
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明がミッツ・マングローブとともにMCを務め、4月からスタートしたフジテレビ系の新番組『石橋貴明のたいむとんねる』が苦戦を強いられている。 外国人スタッフも大活躍 テレビ不況で変わるADへの対遇 同番組は、「大人のノスタルジーを刺激するトーク番組」をコンセプトに、アイドルやテレビ、歌謡曲、漫画、菓子、野球などさまざまなテーマに関する“ちょっと前の話”をゲストとともに盛り上げるトークバラエティー番組。 石橋にとっては、20年以上続いた「とんねるず」による冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同局系)の打ち切り後にスタートとした初のレギュラー番組とあって、放送前から話題を集めていた。
第2回の平均視聴率は2.9%
そんな同番組だが、午後11時からの深夜帯の番組とはいえ、4月16日放送の第1回の平均視聴率は3.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)、23日放送の第2回の平均視聴率が2.9%と視聴率の面では厳しい状況となっている。 インターネット上では「視聴率なんて関係ない。普通に面白かった」、「懐かしかった~」という好意的な意見がある一方、「さすがにこの視聴率はまずい」、「昔の自慢話がしんどい」といった厳しい声も出ているが、バラエティー番組を手掛ける放送作家同番組について話す。 「視聴者のノスタルジーを刺激する番組といえば、テレビやCMに特化し、80年代末から90年代にTBS系で放送された『テレビ探偵団』をはじめ、古くから番組の企画としてはよくあるもの。最近では雑誌や音楽の世界でも、80年代や90年代を振り返る企画が盛んに展開され、それなりに人気を集めていますしね。『石橋貴明のたいむとんねる』に関しても、番組の狙いやコンセプトは分かります」 「とんねるず」といえば、テレビ黄金時代の80年代半ばにブレークし、長年テレビ業界の最前線で活躍し続けてきたが、「番組もコンセプトといわゆる“業界ネタ”を得意とするMCの石橋さんとの相性も良く、トークによるテーマの掘り下げ方も面白くて、いち視聴者としては楽しく見ています」(同放送作家)とか。