昨年春場所で110年ぶりの幕内優勝を果たした前頭尊富士が、幕内で3場所連続となる2桁白星を目指す。 9日の申し合いでは伯桜鵬に、いきなり2連勝するなど、随所で持ち前のスピードを生かした取り口を披露。さらに先場所よりも5キロ増の148キロと、一回り大きくなって力強さも増した。 昨年12月の冬巡業で蜂窩（ほうか）織炎にかかり、39・4度の発熱などで一時は「めっちゃ痩せた」というが復調。優勝後に休場し、返り入幕だった先場所は10勝した。目標は「それは三役だけど、あまり目標は立てずに」と、無欲で白星を重ねる決意だ。
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