「バナナ味牛乳」好調…韓国食品メーカー、1億ドル輸出達成で「輸出の塔」
【12月12日 KOREA WAVE】「バナナ味牛乳」で有名な韓国の食品メーカー・ビングレが「第61回貿易の日」記念式典で、年間輸出1億ドルを達成した企業に授与される「1億ドル輸出の塔」を受賞した。 この賞は、韓国貿易協会が毎年、海外市場の開拓と輸出増加に貢献した企業に贈るものだ。ビングレは、昨年7月1日から今年6月30日までの1年間に1億ドル以上の輸出実績を達成し、今回の受賞となった。 ビングレは、米国、中国、ベトナムなどの現地法人を中心に海外販売を拡大したことが輸出成長の主な要因だと分析している。 米国市場では、一般的なスーパーの流通網に進出し、多様なフレーバーや新しい形状の商品を発売することで市場シェアを拡大。中国ではコンビニやコストコなど主要流通網への進出を通じて販売を拡大し、市場規模を大きく広げた。 ベトナムではユニークな形状と味を強調したマーケティング活動が功を奏し、年間600万個以上を販売する「メガブランド」に成長した。 ビングレは現地法人の活動に加え、フィリピンやカナダではメローナを中心に冷凍食品の流通網を拡大し、台湾ではバナナ味牛乳を中心に輸出を強化している。また、植物性メローナを軸に関税以外の貿易障壁を克服し、ヨーロッパやオセアニア市場にも進出。主要商品のハラル(HALAL)認証を取得し、アジアや中東地域での市場拡大にも注力している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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