アーバンリサーチが京都の旗艦店を大規模刷新 「シーシー」湯本がディレクション
2階は6つのブースに分け、ポップアップ形式で自社ブランドを含めた異なるブランドが出店する。オープン時は、クリエイティブファームのロウワーケース(LOWERCASE)を率いる梶原由景によるオリジナルブランド「ホテル:ロウワーケース・ザ・ショップ (HOTEL:LOWERCASE THE SHOP)」や、ラグジュアリーのビンテージ品などを扱うセレクトショップ「ザ ボックス(THE BOX)」、ストリートブランドの「ブラックマグ(BLACKMAG)」「シーシー」、「アーバンリサーチ バイヤーズ セレクト(URBAN RESEARCH BUYERS SELECT)」、アーバンリサーチの日本の地域に根付く工芸に特化した「ジャパン メード プロジェクト」などが並ぶ。同フロアにはカフェスペースも併設し、京都の飲食店が順次出店予定だ。また階段の踊り場は、イベントスペースとして活用する。
竹村社長は、「コロナを機にアーバンリサーチらしい付加価値を考え直した。2009年に旗艦店としてオープンした同店も、本当に付加価値を提供できているのか、100%生かしきれていないのではないかという反省があった。そこであらためて安心感や物量に頼らずに、社員が本当に面白いと思うブランドを並べた」と話す。
竹村社長は昨年、縦割りだった組織を改変し、社内での活発な交流やノウハウ共有を推進している。以前は販売スペースだった地下1階をオフィスとしたのは、さまざまな部署の社員が集まるスペースを設けることで、同社の第二のハブとして機能させる狙いだという。