レジェンド・武豊引退は・・・「決めていない」競輪界の王者・松浦悠士とのスペシャル対談で明かした考えとは
言わずと知れた競馬界のレジェンド・武豊騎手(55)。 1987年のデビュー以来数々の勝利を収め、2023年には53歳11か月でJRA通算4400勝を達成。55歳となった今も変わらず第一線を走り続ける武騎手は、引退の時期についてどう考えているのでしょうか。 【画像】2023年の有馬記念を制した武豊騎手とドウデュース 日本テレビ「坂上忍の勝たせてあげたいTV 第78回日本選手権競輪 夢の"共宴"!武豊×競輪王者SP対談」内で行われた競輪界の王者・松浦悠士選手とのスペシャル対談で、自らの思いを明かしました。 東京・築地の老舗高級料亭。2023年末、有馬記念を制した武騎手とKEIRINグランプリを制した松浦選手の王者2人は、番組MCの坂上忍さんを交えて杯を交わしていました。実は大の“競輪ファン”の武騎手。松浦選手がグランプリを獲得した際に「王者同士飲みませんか」と自ら松浦選手を誘い今回の対談が実現したのです。
日本酒を飲みつつ本音トークで盛り上がる中、武騎手と親交がある競輪界の鉄人・佐藤慎太郎選手(47)からビデオレターが。43歳でKEIRINグランプリを初制覇したベテランは、アスリートとして避けて通れない「選手としての引き際」について武騎手に質問しました。 佐藤「僕は武さんを目標にしている。年齢を重ねて第一線で戦う姿をお手本にしている。武さんが80歳までやるというのなら、俺もそこを目指す。武さん、何歳までやりますか?どこまでもいきますよね?」 ずばり、「何歳までやるのか」と問われた武騎手。時折笑顔を見せつつ、自らの考えを明かしました。 武「お会いすると必ず挨拶がわりで『いつまでやるんですか?』と話すのですが、決めていないですね。だけど、依頼なので僕らは乗ってくれと言われないと仕事がないんです。だから(騎乗依頼が)なくなった時が辞め時とは思っています。佐藤選手を見ていると頑張ろうと思うんです」
引退の時期は「依頼がなくなった時」だと話した武騎手。今も最前線を走り続けるレジェンドに、果たしてその時は来るのでしょうか。競馬界を牽引し続ける現役38年目の大ベテランは、これからも私たちに雄姿を見せてくれそうです。 ■武豊 1969年3月15日生まれ。京都府出身。1984年JRA競馬学校へ入学。1987年の騎手デビュー以来、JRA通算4495勝。2023年12月の有馬記念ではGⅠ81勝目を達成。自らが持つGⅠレースの最年長勝利記録と最多勝記録を更新。 ■松浦悠士 1990年11月21日生まれ。広島県出身。2010年にデビューし、2019年の競輪祭でGⅠ初優勝。2019年12月~S級S班。2023年12月のKEIRINグランプリで優勝し初のグランプリ王者に。大のスイーツ好き。