「温泉はいいこと尽くし」と和田秀樹が断言。温泉に浸かることで複合的に作用する<3つの効果>に注目!
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「湯治に行って免疫力アップ」です。 【書影】専門医がすすめる、脳と心と体に効く暮らし方。和田秀樹『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』 * * * * * * * ◆湯治に行って免疫力アップ 温泉は古くから療養、治療に活用されてきました。 「湯治」という言葉があり、今では「温泉療法専門医」もいます。 温泉には、大きく分けて3つの効果があります。 (1)温まることや浮力、水圧などによる「物理的効果」 (2)含有成分が吸収されることによる「化学的効果」 (3)いつもと違う環境に行くことによる「転地効果」 この3つが複合的に作用しているということです。 (3)の「転地効果」には、旅と同じ効果があります。 日常を離れることで気分がリフレッシュするのです。
◆温泉旅は、いいこと尽くし また、心地よい程度の温泉に浸かって温まることで副交感神経が優位になり、リラックスモードへと切り替わります。 幸せホルモンのセロトニンが分泌され、ストレスは減り、免疫力も高まる。 温泉旅は、まさにいいこと尽くしなのです。 寒い季節の始まりに湯治計画を立ててみてください。 ※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。
和田秀樹
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