最終回目前に加速する『虎に翼』。師の想いを貫く桂場。自らの半生を射影した判決に涙するよね。主題歌とのリンク…怒涛の伏線回収に視聴者「<解決しないドラマ>なのはむしろ当たり前では?」
◆9月25日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。最終週の128回が9月25日に放送され、話題になっています。 明日の『虎に翼』あらすじ。うれしい知らせをもらった寅子が会いに行ったのはもちろん…。寅子を祝うべく、女子部の面々もあの場所へ集合!<ネタバレあり> *以下、9月25日放送内容のネタバレを含みます。 最高裁大法廷では、いよいよ美位子(石橋菜津美さん)の事件の判決が出されようとしていた。 寅子は早朝、よね(土居志央梨さん)と轟(戸塚純貴さん)の事務所を訪ねる。一方で、少年法改正を議論する法制審議会少年法部会は結論が出ないまま平行線をたどっていた。 寅子は久藤(沢村一樹さん)らと「愛」について語り合う。それは多岐川(滝藤賢一さん)の口癖で――といった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ ドラマの中で迎えた1973年(昭和48年)4月。 最高裁大法廷ではついに斧ヶ岳美位子による尊属殺人事件について判決が出されることになりました。 寅子は轟と山田に応援していると伝えるべく、山田轟法律事務所までやってきます。 轟たちが法廷に立つ間、寅子に対して、「人を殺した自分が勝訴となって、社会復帰をしてよいのか」とたずねる美位子。 対して「あなたができることは生きて、出来る限りの幸せを感じ続けること」だと寅子は答えます。
◆歴史が塗り替わった 場面が変わって最高裁大法廷。 法壇に立った最高裁長官・桂場等一郎(松山ケンイチさん)が判決を述べます。 「主文。原判決を破棄する。被告人を懲役2年6月に処する。この裁判確定の日から3年間右刑の執行を猶予する。尊属殺に関する刑法200条は、普通殺に関する刑法199条の法定刑に比べ著しく差別的であり、憲法14条1項に違反して無効である。この見解に反する従来の判例は、これを変更する」 すると、桂場や寅子にとって”師”でもある穂高先生が、かつて果たせなかった23年前の合憲判決の光景が流れ――。 「長い時をかけて歴史が塗り替わったのです」というナレーションと共に、よねと轟は涙を流します。
【関連記事】
- 明日の『虎に翼』あらすじ。うれしい知らせをもらった寅子が会いに行ったのはもちろん…。寅子を祝うべく、女子部の面々もあの場所へ集合!<ネタバレあり>
- 『虎に翼』「これは…お醤油煎餅かしら?」とたずねる涼子に「なんですって」と強めに反応した寅子。対してよねはお茶を吹き出しそうに…視聴者「アドリブで素の姿が」「よねらしからぬ笑い」「ほっこり」
- 92歳の弁護士、手塚正枝さん「朝ドラモデル・三淵嘉子先生は、チャーミングな人だった。親孝行したくてなった弁護士を、細く長く続けて」
- 『虎に翼』<大学院中退します!><普通の家庭いらない!><結婚に親の承諾不要!>。KOされた航一に視聴者「カオス回」「怒って当然では」「このドラマの核心」
- 『虎に翼』岡田将生さん演じる航一モデル・三淵乾太郎が所属<ある機関>総力戦研究所とは?若きエリートたちは「日本必敗」を開戦前に予測したが…