<ブラック・ジャック>令和に新発見 幻の原稿発掘の裏側
11月15日に発売される「ブラック・ジャック ヒストリカル・カラー・ピーシズ」は、初出時に4色や2色の鮮やかなカラーページとして発表されたエピソードを中心に17編で構成される。 現存する原稿を使用した復刻となり、ブラック・ジャックの出自にまつわるエピソードを選んだ。名作「友よいずこ」は、無修正の生原稿状態で掲載される。
奇跡的に発掘された未使用ネームと未発表原稿、アニメの絵コンテ、直筆のシノプシス原稿など貴重な素材も多数収録される。未使用ネームが掲載されるのも大きなポイントだ。
「実は手塚のネームはほとんど残っていないんです。直接描いてしまうので、ネームが残らない。だから、どこにも出ていないものです。もうないだろう……と思っていたのですが奇跡的に発掘されました」
田中さんは「ブラック・ジャック」について「脂がのっている時期の作品ということもあり、手塚の腕のよさを感じます」とも語る。
カラーページや発掘された貴重な資料から、当時の手塚の熱量を感じられるはずだ。
(c)手塚プロダクション