米10年債利回り4カ月ぶり高水準、米大統領選の結果待ち 一部でトランプトレード
Gertrude Chavez-Dreyfuss Saeed Azhar [シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間6日の取引で米国債利回りが数カ月ぶりの高水準に上昇。大接戦が予想される米大統領選の開票結果を待つムードが強い一方で、共和党候補のトランプ前大統領が勝利するシナリオを反映したトランプトレードが一部で活発化したことが利回り上昇につながった。 オンラインの予測市場ではトランプ氏の勝率が再び上昇しているが、激戦州の結果判明には時間がかかるとみられる。 10年債利回りは14.5ベーシスポイント(bp)上昇の4.433%と、4カ月ぶり高水準。2年債利回りは10bp上昇し、4.3031%。一時、8月以来の高水準となる4.309%まで上昇した。 ハリス・フィナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は「序盤情勢では共和党が(フロリダ州)マイアミデード郡のような、従来は優勢でなかった地域で優勢になっている」と指摘。 「ハリス陣営は心配しているだろう。市場は選挙結果が出るまで何日もかからずに早く分かるかもしれないと考えている」とした。