「感覚は前からあった」ニアに強烈ミドルを突き刺した堂安律、慣れた右WBと現代的3バックに「やっていて楽しい」
日本代表MF堂安律(フライブルク)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 【動画】堂安律、圧巻の左足ミドルで狭いコースを撃ち抜く!! 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 この試合では右ウイングバックと右ウイングでプレーした堂安。フライブルクでもプレーしているポジションで、攻守にわたって高いパフォーマンスを見せた。 その中で、カウンターからパスを受けると、カットインして左足の見事なミドルシュートを叩き込むことに成功。「シュートシーンに関しては、GKが確実にファーを警戒するので、ニアに速いシュートを打てれば入るかなという感覚は前からありました」と、狙い通りのコースにしっかりと決められたとした。 この試合では右ウイングバックに入り、同サイドの久保建英、後ろに構える冨安健洋、シャドーの一角である南野拓実と近い選手と絡んで攻撃を組み立てていた。 「建英とポジション変わりながらとか、冨安が攻撃参加しながらとか、拓実くんが流れてきたりとか、かなりバリエーションの多い攻撃ができたと思いますし、全選手の特徴が出やすいシステムかなと思います」 「(上田)綺世もあそこでキープできますし。前半は特に見ていて楽しかったのかなと。非常に充実したシリーズだったと思います」 新たなオプションとして実行している[3-4-2-1]のシステムに一定の手応えを語る堂安。現代サッカーでも多くのチームが採用する3バックに近い形ができ始めていると振り返り、自信としては楽しみがあるとした。 「現代サッカーを象徴するような、そんなにスピードスターがいないウイングバックで、ポジショニングで右サイドを制圧するというのは今のサッカーで、やっていて楽しいです」 「小さい駆け引きがいくつもあって、行くふりしてとか、単純に[5-4-1]で行くふりして出さずに逆サイドに持っていったり、たまに縦に行ってサプライズを起こしたり、フライブルクの感覚に近いものがありました」 「日本代表に少しずつ落とし込めている印象があります」
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