【RISE】当日券なし超満員の後楽園ホールでメインを務める志朗「KO決着のみ」、南米のマンゾは「今回勝って次はタイトルマッチ」を要求
2024年6月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 179』の前日計量&記者会見が、29日(土)都内にて行われた。 【写真】志朗にお土産を渡すマンゾ、ペースを狂わされた志朗は苦笑 メインイベント(第11試合)バンタム級(‐55kg)3分3R延長1Rで対戦する、RISE世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)は54.95kg、“The Jewel”クリスティアン・マンゾ(アルゼンチン/Demonios Team Argentina)は54.85kgでそれぞれ計量をパス。 初来日のマンゾは「明日のショーはとても最高のショーにしたいので、皆さんが楽しめるように全力で戦いたい」と挨拶。 志朗は「自分が後楽園ホールに出るなら完売じゃないと意味がない(前売りで立ち見も全て完売で当日券は無し)と思ったので、ひとつめの目標は達成できた。現役中のラスト後楽園ホールでの試合になってもいい気持ちで試合するので、メインらしい試合で行きたいと思うので期待してください」と意気込む。 初めて顔を合わせた印象を聞かれると、マンゾは「志朗はとても強くていい選手。でも、俺が来たからには明日誰が強いのかを見せてやる」と豪語。志朗は「過去の試合映像を見ても61kgとか58kgとかいろいろな体重で戦っているので、55kgに落ちるのかなと心配していたんですが落としてきてプロだなと思ったし、身体も仕上げているので強い選手だと思いました。身長は予想していたよりは高くなかったので、いつも以上に戦いやすいと思います」と相手の仕上がりの良さを感じた様子。 そのうえで「後楽園ホールはリングと観客席の距離が近い。そこで、これが世界王者だぞって内容を求められているのでKO決着のみ。そこはしっかり締めたい」と必ずKOすると予告した。 志朗が心配していた体重について、マンゾは「20時間かけてアルゼンチンから来ました。木曜日の夜に日本に到着して、ホテルに行ってサウナに入ってランニングしました。飛行機に乗る前に減量してきたんですが、到着した時は2kg増量していたのでまた減量しました」と、しっかり調整してきたとする。 マンゾは「日本に初めて来て、RISE初参戦で最高のショーを見せたい。自分のテクニックを見てもらえたらなと思う。また呼ばれるように勝ちたいし、次はベルトを賭けた試合をしたい」と、この試合に勝って次は世界タイトルを賭けて志朗と再戦したいと野望を燃やす。 「自分はアルゼンチンのタイトルを獲ったこともあるので、RISEのタイトルに挑戦するにふさわしい実力がある」とするマンゾに対し、志朗は「そんな甘くないぞって。試合は独特のスタイル、リズムで来るだろうけれど、すでにお土産を渡されてリズムを狂わされているので(笑)。でも自分の強さを出せば倒せる相手。自分がナメられるということはRISEがナメられるので、世界王者の強さを見せるだけです」と、力の差を見せつけるとした。 計量時に志朗へ渡したお土産は何かと聞かれたマンゾは「志朗に敬意を払ってアルゼンチンの伝統的なお菓子を持ってきました。ミルク系の甘いお菓子です。アルゼンチンのお土産を渡したので、逆に日本のお土産をお待ちしております(笑)」とし、志朗は「それは試合後で。試合前にはあまり関わりたくないので」と苦笑した。
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