「5年間を文字で語ることはできないですが…」アビスパ福岡の「心臓部」前寛之がJ1町田へ完全移籍 昨年ルヴァン杯MVP
J1アビスパ福岡は20日、MF前寛之(29)がJ1町田へ完全移籍すると発表した。 ■福岡に味噌ラーメン店、金森が〝二刀流〟オープン【写真】 北海道出身の前は2020年、今季まで監督を務めた長谷部茂利氏とともにJ2水戸から加入。移籍1年目から主将を務め、ボランチとして中盤でピンチの芽を摘み取る様は「アビスパの心臓部」と称され、J1昇格に貢献した。J1でも4年間で通算143試合に出場し、4得点をマーク。昨年のYBCルヴァン・カップ決勝で先制点を取り、MVPに輝いた。近年は攻撃にも積極的に参加するなど進化を示していた。アビスパの選手としてのJ1通算143試合出場は、金森健志(151試合)に次いで歴代2番目だった。 8日の川崎戦との今季最終戦後には「結果として何かをクラブに残せたわけじゃないですけど、シゲさん(長谷部氏)が就任してからの5年間でアビスパが1歩進んだ段階に入ることもできたと思いますし、僕個人としてもいい5年間は過ごせたのかな」と語っていた。敬愛する長谷部氏が退任し、来季はJ1川崎で指揮を執るタイミングで、前も移籍を決めた。 前はクラブを通じて以下の通りコメントした。(原文ママ) 「アビスパ福岡を応援してくださる全ての皆さまへ。 このたびFC町田ゼルビアへ移籍することとなりました。 2020年から5年間、沢山の応援とサポート、『愛』をありがとうございました。 5年間を文字で語ることは僕にはできないですがこのクラブの為に過ごした時間と行動は特別なものとして僕の心に残り続けます。 新たな道の中で再度会えることを楽しみにしています。 そしてこの先も新たな記録を作る、破り続けるチームの発展を心から願っています。 ありがとうございました」 ▼▼注目選手の去就は?今オフの契約状況【一覧】▼▼
西日本新聞社